タグ: 日本SF
"日本SF"タグのついた投稿一覧です。
-
海に沈んだ地球で、人類はそれでも武器を捨てなかった——華竜の宮
に公開地殻変動で陸地の大半が水没した25世紀。陸上民の外交官・青澄と海上民の結手・ツキソメの交渉が、さらなる絶滅の危機と交差する。第32回日本SF大賞受賞、ベストSF2010国内篇第1位。上田早夕里「オーシャンクロニクル」シリーズの中核長篇。
-
未来からのメールが告げた、恋と世界の終わり——天才少女は重力場で踊る
に公開17歳の天才教授・三澄翠と、単位目当てで研究室を訪れた大学四年生。未来からのメールが「恋をしないと世界が終わる」と告げた。ノベルゲーム「白昼夢の青写真」の緒乃ワサビによる小説デビュー作。新潮文庫nex、2024年6月刊。
-
少女小説とSFは、ずっと隣り合っていた——少女小説とSF
に公開日本SF作家クラブ企画、嵯峨景子編。コバルト文庫からビーンズ文庫まで各世代の少女小説作家9名が書き下ろした全9篇+歴史コラムのアンソロジー。新井素子、紅玉いづき、辻村七子ほか。2024年3月刊、星海社FICTIONS。
-
現実の縁が溶け出すとき、飛浩隆の言語は世界を塗り替える——鹽津城
に公開日本SF大賞2冠の巨匠・飛浩隆、8年ぶりの作品集。「自生の夢」「海の指」の世界につながる全6篇を収録。表題中篇「鹽津城」は気候変動と日本神話の創世譚が交差する三つの時代の物語。ベストSF2025国内篇第1位。
-
一篇三分で世界が反転する、ショートショートの神様——ボッコちゃん
に公開著者自選の傑作50篇を収めた、星新一の入門書にして代表作。「ボッコちゃん」「おーいでてこーい」「生活維持省」ほか、スマートなユーモアとブラックなオチが光る自選集。解説は筒井康隆。
-
永遠を持つ者と、限りある命を生きる者が出会うとき——『余命』n年
に公開 に更新声優・花守ゆみり原案×作家・岬鷺宮。永遠に死なない不死者の少年ハルキと、限りある命を生きる少女有明の恋物語。カバーイラストは山口つばさ。メディアワークス文庫、2025年12月刊。
-
不幸な人だけが出逢える、ホログラムのような少女——最高糖度をきみに
に公開 に更新不幸な青春期にだけ出逢える虚体の少女〈みあめ〉。10年前に出逢った僕は21歳の今も不幸せで、成長したみあめが目の前に現れる。触れ合えないからこそ愛おしい、詠井晴佳のハヤカワ文庫デビュー作。2026年3月刊。
-
沈みゆく世界で、船は今日も出航する——博士とマリア
に公開 に更新海面上昇が進んだ24世紀。偏屈な博士とロボットのマリア2が古いクリニック船で海域を巡り、治療を求める人々と出会う。辻村七子のハヤカワ文庫デビュー作となる連作短編医療SF。
-
人間と機械が交錯する言語空間——Executing Init and Fini
に公開 に更新本文の約8割を生成AIが出力し、樋口恭介の断章と交錯する。観測系と呼ばれる人工知性が読者Aを想定して出力する言語空間を舞台とした、本邦初の人間とAIによる本格的な共作長篇。2026年3月刊。
-
事実を書いた記事が配信拒否される世界で、ジャーナリストは何を書くのか——マン・カインド
に公開 に更新2045年、公正戦闘ルールが世界に浸透した近未来。捕虜虐殺をAI事実確認システムに弾かれたジャーナリストが謎を追う。遺伝子編集、AIアルゴリズム、第二内戦後のアメリカを貫く藤井太洋の集大成的長篇。第53回星雲賞日本長編部門受賞。
-
コミケはあるかもしれない、だから行く——コミケへの聖歌
に公開 に更新文明が滅んで百年、山奥の僻村に生きる少女たちは漫画同好会を作り、伝説となった<コミケ>を目指す。フォークホラーとポストアポカリプスが交差する、第12回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。
-
記憶が漏れ出し、一族の年代記が溢れ出す——羊式型人間模擬機
に公開 に更新男性が死の間際に「御羊」へと変身する一族に仕えるアンドロイドの「わたくし」が語る、一族の濃密な歴史。第12回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。
-
ブラックホールの縁で、二人の時間はすれ違い続ける——ホライズン・ゲート 事象の狩人
に公開 に更新第11回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。超巨大ブラックホール探査を舞台に、異なる脳構造を持つ二人がバディを組む。相対性理論と民族誌的想像力が交差する、200ページに凝縮されたデビュー長篇。
-
信仰と陰謀論は、どこで分かれるのか——スメラミシング
に公開 に更新陰謀論、宗教、数学、信仰の虚妄と救い。小川哲が「宗教×エンタメ」を旗印に放つ六篇は、他人事として笑えない鏡を読者に向ける。2024年10月刊、即重版の黙示録的短編集。
-
言葉が消えるとき、世界も消える——残像に口紅を
に公開 に更新章ごとに日本語の音がひとつずつ消えてゆく。「あ」が消えれば「愛」も「あなた」もなくなる。言葉と存在の喪失を同一視した、筒井康隆の究極の実験的長篇。
-
遠くを見たいという意志が、一億年を貫く——一億年のテレスコープ
に公開 に更新太陽系規模の電波望遠鏡を夢みた三人の若者が、精神アップロードによる事実上の不老不死を経て、一億年にわたり銀河を旅する。春暮康一の初長篇にして、ファーストコンタクトSFの到達点。
-
ディストピアを生き延びる女たちの六つの世界——シュレーディンガーの少女
に公開 に更新65歳で死ぬ世界、肥満者が公開デスゲームに送られる社会、数学が禁じられた王国。コミカルでダークな六篇を束ねる松崎有理の短編集。「ディストピア×ガール」を旗印に、女たちはしぶとく戦う。
-
コピーは輪廻であり、廃棄は死である——コード・ブッダ 機械仏教史縁起
に公開 に更新2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。AIと仏教史を大真面目に交差させる円城塔の長篇SF。第76回読売文学賞受賞。
-
目的地よりも、旅そのものが人を作る——旅のラゴス
に公開 に更新高度な文明を失った世界をひたすら歩く男ラゴスの、24歳から68歳にわたる一生。連作形式が積み重ねる物語の厚みと、読後に残る奇妙な充足感。1986年刊、いまも読み継がれる筒井康隆の異色傑作。
-
この平和は何の上に成り立っているのか——新世界より
に公開 に更新1000年後の日本。念動力を手にした人類が築いた共同体の裏に、何重もの恐怖と欺瞞が積み重なっている。第29回日本SF大賞受賞、構想30年の記念碑的大作。