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読んだ本を共有する用のインスタアカウントを作りました

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目次

1. つぶやき

昨日、のどの痛みが出始めたので二郎系ラーメンを食べました。その結果かどうかは定かではありませんが、きょうはすこぶる体調がよくなりました。むりやりにでも栄養を体内に詰め込むことって重要なのかもしれません。やる気に満ち溢れる1日となったので、読んだ本を共有するインスタアカウントを作成しました。ちょっとした本の内容や、印象に残ったシーンを残せる場所にできればいいかなと思います。

2. 時事オピ

【3】ハローキティが大相撲や駅伝に登場、なぜサンリオが? 意外なスポーツ支援の意図と課題「『みんななかよく』を伝え続けることには意味がある」

https://00m.in/guOCb

《概要》
今年10月に開催された『大相撲ロンドン公演』で、力士たちとともに現地を大いに沸かせた存在がいる。日本のKAWAIIカルチャーのひとつと言える人気キャラクター、サンリオのハローキティだ。

《解説》
KAWAIIは正義。ただ、KAWAII文化は国際的に受け入れられているものの、歴史的・政治的背景が複雑な地域においては、日本発の文化資産の受容のされ方に不均一性が生じる。したがって、国際的なコラボレーションを行う際には、対象となる伝統文化の歴史的・宗教的背景を深く尊重し、商業的利益だけでなく文化的な整合性を重視した、より慎重な戦略設計が求められる。

◇◆◇◆◇◆

【2】サンリオがハーモニーランドのリゾート化に着手へ 「天空のパーク構想」アトラクション新増設、ホテルも建設

https://00m.in/qSBMM

《概要》
ハローキティなどのキャラクターを国内外に展開する「サンリオ」(東京都)は、大分県日出町藤原の屋外型テーマパーク「ハーモニーランド」のリゾート化に着手する。

《解説》
天候に左右されない年間型施設を目指す傾向はよき。雇用創出と地元資源活用で、別府湾一望の景観を生かし、持続可能な社会づくりを推進。大分県・日出町との協定で交通アクセス向上してくれればいいね。

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【1】「基礎研究こそ資金必要」 ノーベル賞、北川さんが公式会見

https://00m.in/YJyaZ

《概要》
今年のノーベル化学賞を受賞する京都大の北川進特別教授(74)が7日午前(日本時間同日夕)、ストックホルムのスウェーデン王立科学アカデミーで公式記者会見した。北川さんは「基礎研究が成果を挙げ、活用されるには25年ほどかかる」とした上で、長期にわたる資金的支援が必要との認識を示した。

《解説》
日本だと長くて10年規模の基金だけになるので支援が不十分よな……長期支援のもとで育つ基礎研究の魅力が伝わってほしいところ——MOF(Metal Organic Frameworks、金属有機構造体)は、金属イオンと有機配位子が結合して形成される多孔性結晶構造の物質だ。ジャングルジムのようなナノレベルの細孔が無数にあり、高い比表面積と均一な孔径が特徴で、活性炭やゼオライトを超える吸着・貯蔵能力を持つ。これにより、ガス分離、貯蔵、触媒、水浄化などの応用が期待される。

3. 25年育ててようやく芽が出る——北川進教授が示した科学立国の条件

ストックホルムの華やかな公式会見の場で、ノーベル化学賞を受賞した京都大学特別教授・北川進さんが発した言葉が、深く、重く響いた。「基礎研究が成果を挙げ、活用されるには25年かかる」。この一言は、単なる受賞の喜びを超え、科学という営みの本質と現代社会が抱える病理を鋭く突いているようである。

北川さんの功績である「多孔性配位高分子(PCP)」あるいは「金属有機構造体(MOF)」と呼ばれる研究は、まさにその25年という歳月を象徴するものだ。これは、金属イオンと有機分子が規則的に結びついた、ジャングルジムのような構造を持つ多孔性結晶である。この物質の最大の特徴は、ナノレベルの無数の穴が空いていることだ。わずか1グラムでサッカーコート一面分にも及ぶという驚異的な比表面積を持ち、その空間にガスや水素を吸着・貯蔵したり、特定の物質だけを選り分けたりすることができる。

地球温暖化対策としてのCO2回収や、次世代エネルギーである水素の貯蔵、さらには有害物質の除去など、MOFが秘める可能性は計り知れない。今でこそ、人類の未来を救う「夢の材料」として世界中が注目しているが、北川さんがこの研究を始めた当初、これほど具体的な応用が約束されていたわけではなかった。

出発点は、「金属と有機物がどう結びつき、どのような構造を自己組織化させるのか」という、極めて純粋で素朴な好奇心だったという。役に立つかどうか分からない、海のものとも山のものともつかない基礎研究。その地道な構造解析と材料設計の積み重ねが、四半世紀という時間を経て、ようやく花開いたのである。

しかし、ひるがえって現在の日本の科学技術政策を眺めると、この「25年」という時間軸がいかに軽視されているかに気づかされる。

現代の日本において、10年の研究計画ですら「超長期」と見なされる。多くの競争的資金は3年から5年という短いスパンで成果を求める。単年度ごとの評価に晒され、「何の役に立つのか」「いつ製品化できるのか」という問いを常に突きつけられる環境で、研究者たちは疲弊しているのが現実だ。

「成果」という果実を急ぐあまり、種をまき、水をやり、根が張るのを待つ時間を、社会が許容できなくなっているのである。

多くのイノベーションは、最初から応用を狙って生まれたものではない。ノーベル賞級の発見の多くは、研究者の「なぜ?」という好奇心の延長線上に、予期せぬ形で現れる。最初から地図のある場所に宝物は落ちていないのだ。未知の荒野を25年歩き続ける体力がなければ、新しい地平には到達できない。

現状では、日本の大学における基盤的な研究費は縮小の一途をたどっている。若手研究者は任期付きの雇用に追われ、次のポストを得るために短期的な論文数やインパクトを稼げる流行の研究に走らざるを得ない。これでは、25年先を見据えた壮大なテーマに挑むことなど不可能に近い。結果として、日本の科学技術を支える土壌は痩せ細り、多様な芽が育ちにくい構造が固定化されつつある。

北川さんの受賞は、個人の栄誉であると同時に、基礎研究という「即効性のない投資」がいかに重要であるかを示す、社会への強烈なメッセージでもある。

効率化とスピードが最優先される現代社会において、「待つ」ことは最大の贅沢かもしれない。しかし、科学の発展において、その贅沢は不可欠な要素なのだ。

日本が再び科学立国としての輝きを取り戻すために必要なのは、ただ優秀な研究者を発掘することだけではない。彼らが蒔いた種が、暗い土の中で根を張り、芽を出し、いつか大輪の花を咲かせるまで、じっくりと見守り支え続ける、社会全体の「待つ力」なのではないだろうか。

北川さんの25年という月日は、私たちが失いつつある時間への畏敬の念を、厳かに思い出させてくれるのである。



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